タイミング指導で妊娠にいたらなかった場合、
人工授精は、精液から運動性の良い元気な精子を集め、
その後の課程となる精子の卵管への進入、受精、
人工という言葉に抵抗を覚える人もいるかもしれませんが、
AIHでは、
また精子の状態があまり良くない場合にも、
より多くの元気な精子を卵子の近くまで送り込んであげることが可
また毎周期ごとにAIHをすることが肉体的に可能な点や、
【AIHが適用されるケース】
○男性側の精子が少ない
○射精障害や性交障害がある
○精子と頸管粘液が不適合
○原因不明の機能性不妊
~排卵誘発剤を併用したAIH~
AIHの1回あたりの妊娠成功率は7~10%で、5~
AIHには、
排卵誘発剤を用いると複数の卵子を排卵させることになり、
自然周期の人工授精の1回目の成功率が7~10%なのに対し、
それなら最初から排卵誘発剤を使った方がいいのでは、
子宮頸管に問題がある場合には自然周期のAIHを行い、
これらの方法でAIHを5~
~人工授精の進め方~
①排卵日を予測する
タイミング指導と同じ要領で行います。
超音波による卵胞径の計測と尿中LHの測定を行い、
タイミング指導の場合は排卵の2日前~
排卵直後でも排卵直前と同じだけの妊娠率が期待できます。
②精液を採取する
当日は夫と一緒に来院します。
夫が一緒に来院することができない場合には、
病院の採精室で男性は精子を容器に採取します。
採取された精液は30分ほど室温で液化させた後、※洗浄、
その処置に30分~1時間程要します。
※なぜ精子を洗浄するの?
精液中には正常な精子の他に、白血球や奇形精子、
また精液の主な成分である精奬を子宮腔に入れると子宮が収縮して
このため精液中から元気な精子だけを選別して子宮内に入れる方が
選別には遠心分離器にかける方法と、
③子宮内に精子を注入する
精子の準備が整ったら、
麻酔などはせず痛みもほとんどなく、あっという間に終了します。
注入後は5~10分程安静にし、
人工授精をした日や翌日に性交をして、