基礎体温表をつけていても「いつ排卵するか」を知ることはできません。
排卵が終わってから「このあたりが排卵日だったのだろう」ということが分かるだけです。
①市販の排卵検査薬で排卵日を予測する
市販の排卵検査薬で排卵直前に急上昇する黄体化ホルモン(LH)の尿中濃度を測り、排卵日を予測できます。
タイミングをとるのは検査薬が陽性になった日が良いでしょう。できればその翌日もセックスをした方が効果的です。
②病院の経膣超音波で検査をする
もっと確実に排卵日を予測するには、病院で検査をする方法がより正確です。
卵巣内の発育した卵胞の大きさを計測することにより、排卵間近の卵胞を見極めることができます。
卵胞は1日に1~2㎜ずつ大きくなり、排卵日2日前には約16~17㎜に成長し、排卵直前には20㎜程度になります。
これに合わせて、血液検査や尿検査で排卵前に増えるホルモンを計測することで、排卵予測をより正確に行うことができます。
【セックスを見直してみましょう】
妊娠するためには、適切なタイミングでセックスをすることは必須ですが、そのタイミングを重要視するあまり、排卵日付近以外にセックスをしなくなる夫婦が増えています。
セックス=妊娠するための手段という考えは捨て、まずは二人の関係を密接に、より良好にするために、セックスは重要なコミュニケーションツールである、という意識を改めて持つようにしてみましょう。
そうでないと子供ができた後にセックスレスに陥り、夫婦の関係自体が冷えてしまうことになりかねません。
そうした心構えを持ったうえでセックスコントロールをすることが、妊娠への近道となります。
排卵の5日前あたりから排卵日くらいまで、1日おきの頻度でセックスを行うようにすれば、子宮内には常に精子がいることになり、排卵のチャンスを逃すことは少なくなります。
基礎体温表に惑わされることなく、セックスをより多くもつようにしましょう。