自分の体のリズムを知るために、基礎体温を測ってみましょう。

基礎体温表をつけることによって、月経周期や排卵の有無、セックスを正しいタイミングで行っているかどうかなどの大雑把な判断をつけることができます。

とびとびでもいいので、まずは2~3ヵ月分、計測してみましょう。

ただ基礎体温には、以前考えられていたほどの多くの情報は含まれていません。

体温の下降日が排卵日とは限りませんし、排卵の前から体温が上がることも、排卵して2、3日経ってから高温期になることもあります。

また二相になっていなくても排卵していることもありますし、高温相の高さ、温度の上昇の仕方もあまり意味はありません。

大まかな判断材料であるという認識を持ち、体温表に過敏にならないようにしましょう。

~基礎体温のつけ方~

計測には、微妙な体温差を感知する婦人体温計を使います。

目が覚めたら起き上がらずに、寝たまま舌下に入れて測ります。毎日同じ時間でなくても、起きた時間に測れば大丈夫です。

最近では半年分の体温などを記憶してくれる電子体温計もありますが、そうでない場合は基礎体温表に記録し、前日の数値と線で結びます。

月経、性交日など記号を決めて書き込んでおくと、健康手帳としてもリズムが把握しやすくなります。

~体温表の見方~

典型的な基礎体温は、低温期が12~14日前後続いた後に排卵し、10日以上の高温期が続く二相式のパターンです。

低温期が長く続く場合は排卵障害が、高温期が短い場合は黄体機能不全などが考えられます。

また二相に分かれない場合には無排卵が疑われ、治療を必要とする場合もあります。