厳密な意味での不妊は「 医療の助けなしには妊娠することのできない状態」 のことをいいます。
ただし実際にはこのようなカップルは稀で、
不妊は年々増加傾向にあり、
また不妊原因は女性だけでなく男性にもあり、WHO(
~不妊の増加の背景には生活環境の変化や社会的要因が~
WHOは、
多くの学者や専門家は、大気汚染・海洋汚染などの自然破壊、
現代のライフスタイルは大変便利なものになりましたが、
豊かになった食生活の裏では、栄養過多による肥満とそれに伴う生活習慣病の増加が問題に、そして食品添加物や農薬などの影響も心配されます。
急激に変化する現代の生活環境が、
~35歳を越えての結婚は「生涯不妊率」が30%超~
女性の場合、加齢とともに妊娠の確率は下がっていきます。
ですから、晩婚化も不妊が増えている大きな要因の1つです。
厚労省の人口動態調査によると、2016年の平均初婚年齢は、
それに伴い初産の平均年齢も7年前に30歳を越え、
「その程度なら妊娠・出産に十分間に合うのでは?」
女性の結婚年齢が30歳を過ぎると、
~卵細胞の“年齢”と本人の年齢は同じ~
妊娠するためには、
男性の場合、いくつになっても生涯を通じて、
一方、
つまり、卵細胞は本人と一緒に年齢を重ねていきます。卵子の“
“35歳以上”の卵細胞では当然、染色体異常率が上昇し、妊娠・出産に至らないリスクが高くなります。
女性が生まれる前の卵巣には既に、
それが、月経が始まる思春期頃までに約180万個が自然消滅し、
月経がはじまってからは、1回の周期に約1000個、