前回、前々回に続き、冷えにまつわる素朴な疑問の答えから、寒い冬を乗り切るための情報をお届けします。
Q11 太っている人は汗をかくから冷えとは無縁?
A いいえ。むしろ深刻な冷えの影響が考えられます。
一般的に“太っている人は暑がり”というイメージがあるかもしれませんが、これは少し間違った認識です。
脂肪は自ら熱を作ることができず、周囲の温度の影響を受けやすいという特徴を持っています。そのため暑い環境ではすぐに熱くなるものの、冷やされると一気に内臓まで冷たさが伝わります。肥満とまではいかなくても、脂肪が多いわりに筋肉量の少ない人は要注意。また女性の場合は、年齢を重ねるとお腹の周りに脂肪がつきやすくなるので、腹部の冷えや内臓冷えにも気をつけましょう。
Q12 寒い地方生まれの人は、暑い地方生まれの人より寒さに強いって本当?
A 育った環境によって体感が変わるため。
人間の汗腺の数は3歳頃までに決まるため、暑い地方で育った子供は汗腺の数が多く暑さに強く、逆に寒い地方で育った子供は汗腺の数が少ないため、寒さに強いというより暑さに弱い、といわれるのが一般的です。
また育った環境による体感の違いもあります。大都市圏を調べた調査では、冷え症の割合が札幌よりも東京、大阪の方が多いというデータもあるほど。気温が低い地域で暮らす人にとっては寒さも“慣れ”で、生まれ育った環境への耐性が自然と身についた結果なのでしょう。
Q13 手足は冷たいのに、頭だけがのぼせたように熱くなる“冷えのぼせ”は大丈夫?
A 末端冷え症がさらに悪化した状態。自律神経の乱れによって起こります。
暖かい場所から突然寒い場所に移動すると、交感神経の働きによって末端の血管が収縮し、内臓や頭部など体の中心に血流が集まるようになります。つまり末端は血流不足で冷えたままなのに、頭だけがぼーっと熱い。これがいわゆる“冷えのぼせ”の症状です。主に室内外の気温差で自律神経が乱れることによって起こる症状ですが、末端冷え症や下半身冷えよりは重く、さらに悪化すると全身冷えにもつながりかねません。体温調整を司る自律神経の働きをこれ以上乱さないためにも、まずは気温差に応じて服装を調整したり、部屋の温度を上げすぎないようにするなどの対策をとりましょう。
Q14 食べるだけで冷えを解消する食べ物とは?
A 食べ物の陰と陽を知りましょう。
東洋医学では、食べ物には体を冷やす“陰の食材”と体を温める“陽の食材”があります。
陽の食材の特徴といえば、濃い色の食品や、寒い時期が旬の食材などが挙げられます。具体的にはカボチャや玉ねぎ、イモ類、牛や羊などの赤身肉、マグロなど赤身の魚、色の濃い豆類や発酵食品の納豆など。反対に陰の食材は、暑い時期が旬のものや水気が多い食べ物、色の白い食材などです。
陰陽の効果は料理法によっても変わりますが、基本的な食材のグループ分けを覚えれば、積極的に摂りたい食材と、食べ過ぎに注意したい食材が自然と分かるはずです。
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最近、若い女性の間でひそかな人気となっているのが、お灸。
不調の改善のほか、
お灸ってなに?
お灸は約3000年前に中国で発明され、その後、
日本の古典文学にも度々登場するなど、
お灸の原料となっているのは「もぐさ」
もぐさとは、
この「もぐさ」に火をつけて、体を温め、
お灸にはどんな効果があるのでしょうか?
★血行がよくなり免疫力がアップ
体に温熱刺激を与えることで、皮膚の下にある筋肉や血管、
★体のさまざまな症状の改善
人間の体には「経絡(けいらく)」というエネルギーの通路が、
ツボにはそれぞれに作用がありますから、
★鎮痛、リラックス効果
もぐさの有効成分として注目したいのがシネオールという精油成分
ヨモギのほかユーカリにも含まれるもので、強力な消毒・殺菌・
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