~体の内も外も温かい状態に~

 
 
食事やお灸、入浴でのひと工夫でも血行を良くし、体を温められます。
 
口から入るものはなるべく温かいものに。夏場の飲料水も常温を心がけ、また食材自体が体を温めてくれるものを積極的に取り入れましょう
 
入浴は半身浴が効果的です。ぬるめのお湯に20~30分、腰から下を浸かる半身浴は、じんわりと汗をかき体全体が長時間保温されます。
 
入浴中に頭皮や足を揉みほぐすのも血行が良くなります。
 
そして手首、足首、首元を温めるのもポイント。素足は避け、首にストールを巻くなど体を冷やさないファッションを工夫してみましょう。
 

きついガードルやブーツなど体を締めつけるものは、血行不良の原因になります。

【食生活】

~体を作るうえで一番のカギとなるのは、毎日の食事。心がけ一つで食生活の質が向上します~

食べるものは血となり骨となる重要な要素。

大切だと分かっていながら、一日3度の食事を適当にしていませんか?
 
忙しくて朝食を抜いてしまったり、昼は仕事をしながらコンビニで買ったお弁当を早食いしたり。
 
外食が多い人は自分の好みのものばかりを食べ、糖分や塩分が過多になりがちです。
 
疎かにしがちな食生活を見直し、規則正しい生活を心がけましょう。
 

~理想的な食生活とは?~

 
朝昼晩と、3食決まった時間に食事をとることがなぜ体に良いのでしょうか?
 
朝食は交感神経を活発にさせ、体全身にエネルギーを送るスイッチのような役割をしてくれます。
 
朝食は血糖値を下げ、体温上昇を促してくれる和食がおすすめです。
 
ご飯と味噌汁+1品(納豆、魚、卵、お浸しなどアミノ酸を含む食品)、これだけでパン食より腹もちも良く、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂取することができます。
 
昼食は外食が多くカロリー過多になりがちなので、できれば弁当を持参するか、無理なら少量を品数多く食べることを心がけましょう。
 
また仕事をしながらや、早食いは胃に負担をかけるばかりか、満腹中枢が働きにくいので食べ過ぎになりがち。思い当たる人は注意しましょう。
 
夕食は8時くらいまでにすませるのが理想です。
 
夜になると副交感神経が働き、睡眠への準備を始める時間帯になります。
 
したがって摂取したエネルギーは消費されず、体にため込まれて肥満の原因に。
 

夕飯は早めに、そしてその日食べた食事のバランスを考え、補食できるメニューを選ぶと良いでしょう。

~体を温める食べ物、冷やす食べ物~

基本的に夏に旬の素材は体を冷やし、冬が旬の素材は体を温めるといわれています。
 

また色でいうと白・青・緑は冷やす食べ物が多く、赤・黒・オレンジなどは温める食べ物です。

温める食材例:

野菜(カボチャ、ゴボウ、ニンジン、蓮根、生姜など)
 
果物(リンゴ、プルーン、葡萄、さくらんぼなど)
 
飲み物(紅茶、烏龍茶、赤ワイン、日本酒など)
 

その他(黒砂糖、塩、味噌、香辛料など)

冷やす食材例:

野菜(ナス、キュウリ、トマト、レタスなど)
 
果物(バナナ、マンゴー、スイカ、パイナップルなど)
 
飲み物(コーヒー、緑茶、牛乳、水、白ワインなど)
 

その他(砂糖、酢、マヨネーズ、化学調味料など)

~血行を良くする食べ物~

血液の質を上げると血行も促進され、栄養素が卵巣や子宮にも行き渡りやすくなります。
 
受精卵が着床するためには、適度な厚みの子宮内膜が必要になりますから、栄養たっぷりの血液が子宮に送られるようにしましょう。
 

また食物繊維はデトックス効果を促進するので、1日20~25gを目安に摂取すると、相乗効果が期待できます。

●玉ねぎ(非加熱)

●納豆
 
●黒酢
 
●イワシ・アジ・サバ・鮭・マグロなど
 
●きのこ類
 

●海藻類