☑️気がかりチェック~男性編~

☐成人になってからおたふく風邪(流行性耳下腺炎)に感染した男性の約30%に、精巣(睾丸)が大きく腫れて激しく痛む急性精巣炎の症状があらわれます。

症状そのものは1~2週間で治まりますが、その後遺症として無精子症や乏精子症になることがあります。

☐生殖器に炎症などを起こしたことがある

おたふく風邪の他、結核菌や淋菌、クラミジアなどの細菌に侵されて副睾丸や精管に炎症が生じた場合も、治った後に精子の通過障害が起こり、不妊症の原因になることがあります。

副性器といわれる精嚢や前立腺の炎症も、精巣で精子が作られているのに精液がでない無精子症になったり、精子が死滅したりする原因になります。

☐性器の形が普通と違う

男性性器の奇形や異常が性行障害の原因になり、妊娠を妨げていることがあります。

例えば、陰茎が湾曲している陰茎屈曲、陰嚢内まで腸が入り込んでいる陰嚢ヘルニア、陰嚢内に水がたまる陰嚢水腫、重症の包茎などです。

☐性器の奇形などはないが、スムーズに セックスできない

性交障害の背景に、甲状腺ホルモンの不足によって起こる粘液水腫、下垂体の異常で起こる下垂体機能不全症、副腎機能の低下によって起こるアジソン病、あるいは糖尿病、中毒性疾患、栄養障害などが隠れていることもあります。

慢性の前立腺炎などの時も、※性交障害が起こりやすくなります。

※性交障害

性機能障害ともいい、セックスに関する様々な障害を指します。

男性の場合は、性交時に勃起しない、勃起が持続しない「勃起障害(ED)」や、勃起に問題がないのに射精できない、早漏といった「射精障害」などがあります。

女性の場合は、性交疼痛障害や性嫌悪症などの症状を総称してFSD(女性性機能障害)といい、心の問題が原因となることが多いといわれています。

☐常用している薬がある

精神神経系胃腸薬のドグマチール、血圧降下薬のレセルピンやアルドメッド、血管拡張薬のヘルベッサー、胃・十二指腸潰瘍薬のタガメットなどを長期間服用すると、勃起障害や射精障害を招くことがあります。

☑️気がかりチェック~男女編~

☐セックスの回数が少ない

セックスの回数が多いほど妊娠の確率は高くなります。

セックスの間隔が2週間以上もあくと、精子の授精能力が落ちてしまうという報告もあります。

☐ストレス過多

強いストレスを受け続けていると、女性は排卵が乱れやすくなり、男性は勃起障害になったりします。

また射精が不完全になり、精子の数が減ったり運動性が悪くなったりもします。