~治療方針はクリニックによってまちまち。信頼のおける専門医に相談を~

不妊治療の方針というのは、それぞれの受診する側や不妊原因によるのはもちろんのこと、クリニックによっても大きく変わります。

不妊治療は、排卵日付近の性交(タイミング指導)、人工授精や排卵誘発剤の利用といった一般的な治療から、体外受精・顕微授精などの高度な生殖補助医療まで、幅広いものになります。

しかも一般治療だけで妊娠可能なのか、もしくは生殖補助医療が必要かどうかというのは、実際に治療を進めてみなければわかりません。

本来は必要最小限の治療で妊娠を成立させるのが不妊治療の基本だと思いますが、実際の治療の進め方は、クリニックや医師の考え方によってかなり差があるのが実情です。

生殖補助医療をすぐ実施した方がいいと考える医師もいますし、逆に一般治療を長く試みる医師もいる…

 

ですから、どういう治療法を選択するべきかをじっくり相談でき、納得のいく治療をしてくれるクリニックを選ぶことがとても重要なのです。

~不妊治療の費用と妊娠率~

不妊治療といっても、まずは自然妊娠を助けるような治療からスタートします。

そして約半年ほどを目安に次の治療へのステップアップを検討します。

体外受精・顕微授精といった高度な治療法は、費用が高額で体に負担もかかります。

年齢などを考慮し、パートナー、医師とよく話し合いながら治療をすすめていくことが大切です。

■病院でのタイミング法

超音波検査や尿検査などで排卵日を予測、タイミングをあわせてセックスをし、自然妊娠を期待するというものです。

男性の精子に異常がなく不妊の原因がはっきりしない場合に、まず行う方法です。

約半年程度続けてみて、次のステップアップ(人工授精など)を検討することが多い。

1周期あたりの費用と妊娠率

 
費用:約5000円~1万円
 
妊娠率:5%~6%
 

※治療費の金額はあくまで目安、金額は施設によって異なります。

■人工授精
 

排卵のタイミングにあわせて採取し、濃縮などの処理をした精子を子宮内に注入し、自然に妊娠することを期待する方法です。

タイミング法を続けて結果が出ない場合の次のステップとして行います。

またヒュナーテストの結果がよくなかったり、セックスレスのカップルにもすすめられます。

1周期あたりの費用と妊娠率

 
費用:約1万円~3万円
 
妊娠率:7%~9%
 

※治療費の金額はあくまで目安、金額は施設によって異なります。

■体外受精、顕微授精
 

女性の体から卵子を取り出して、採取した精子と容器の中で受精させ、その授精卵を女性の体にもどす方法です。

一般不妊治療では妊娠できない、またはしなかった場合や、女性の年齢が高く妊娠を急ぐ場合などに行います。

顕微授精は、顕微鏡下で卵子の中に精子を直接挿入させる方法です。

1周期あたりの費用と妊娠率

 
費用:約30万円~50万円
 
妊娠率:30%~45%
 

※治療費の金額はあくまで目安で、金額は施設によって異なります。

不妊症は病気ではありませんが、不妊の原因の中には治療が必要な病気が関係しています。

検査で見つかった病気がどんなものか、しっかりと確認しましょう。