必要な不妊検査をきちんと受けることが、不妊治療の第一歩です。

~基本の検査には1~数ヶ月かかる~

不妊治療の検査では「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」など月経の周期に合わせていくつかの検査が行なわれます。

 患者さんの体調や都合に合わせて3周期ぐらいかけて検査することも。

~検査と治療は同時進行で~

基本検査にある程度時間がかかることもあり、不妊治療では検査と並行して治療を進めます。

 一般の病気のように、検査で悪いところを見つけてから治療に入るわけではないのです。

~検査の異常=不妊原因とは限らない~

検査で異常が見つかったとしても、それが不妊の原因とは限りません。

数値に敏感になりすぎず、 日常生活などを見直して妊娠しやすい体づくりをすることも大切です。

基本の検査は生理周期に沿って行います。

 月経周期が28日の場合
(月経周期が28日の例。人により、周期にはばらつきがあります。 基本検査は月経周期に合わせて進んでいきますが、どの時期からでも始められます。)

■月経から7日目頃ー低温期(卵胞期)にする検査ー
月経が終わって体温が上がるまでの期間。
卵巣内で卵胞が成熟し、卵胞ホルモンが分泌されるため卵胞期とも呼ぱれています。 卵管に関する検査は、排卵前のこの時期に行ないます。

・血液検査(ホルモン検査)

・超音波検査

・卵管検査(子宮卵管造影検査、卵管通気・通水検査)

■14日目頃ー排卵期にする検査ー
排卵は低温から高温への移行期に起こり、卵胞ホルモンつ分泌がピークに達すると、黄体化ホルモンが分泌され、卵胞から卵子が飛び出します。
この時期は排卵日予測の検査をします。

・血液検査(ホルモン検査)

・超音波検査

・尿検査(LH検査)

・頸管粘液検査(ヒューナーテスト)

■21日目頃ー高温期にする検査ー
基礎体温が高い時期。
卵子が飛び出したあとの卵胞が黄佶という組織になり、黄体ホルモンが分泌されるため、黄体期とも呼ばれます。
この時期には黄体ホルモンの検査を行ないます。

・血液検査(ホルモン検査)

・超音波検査

■28日目頃ー月経期にする検査ー
妊娠しないと不要になった子宮内膜がはがれ落ち、血液とともに体外へ排出されます(月経)。
この時期にホルモンの基礎値をはかったり、超音波で卵巣の予備能力を調べたりします。

・血液検査(ホルモン検査)

・超音波検査

不妊原因の中で特に頻度の高いのは「排卵しにくい場合」「卵管に問題がある場合」「精液所見に問題がある場合」の3つです。

これらのうちひとつでも大きな原因があると判明したら、不妊治療なしでは妊娠できません。

排卵の検査は基礎体温表やホルモン検査、卵管の問題を探る検査は子宮卵管造影検査や卵管通気・通水検査、精子の問題を探る検査は精液検査になります。

それ以外に必ず行う検査に超音波検査とヒューナーテストがあり、これらが基本検査になります。

~基本検査で問題があれば精密検査へ~

基本検査の結果、何らかの異常が疑われる場合にはさらに精密検査を行います。

【主な精密検査】

・子宮鏡検査

・子宮鏡検査

・腹腔鏡検査

・ホルモン負荷検査

・抗精子抗体検査

・MRI検査

・染色体検査

不妊治療は進歩しましたが、不妊原因の全てが解明されたわけではなく、むしろまだわかっていない不妊原因の方が多いかもしれません。

なのでここまでの検査で不妊原因が判明しなくても心配することはありません。

タイミング法から始めていきましょう。